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Notionが「Plan Mode」を発表——複雑なマルチステップエージェントの実行前に処理計画を可視化
NotionがAIエージェント向け新機能「Plan Mode」を発表。複雑なマルチステップタスクを実行する前に、エージェントが立案した処理手順(プラン)をユーザーに提示して確認・承認を得る仕組みで、AI自律処理の透明性と安全性を高める。
概要
※本記事は公開情報をもとに編集部が再構成したサマリです。一次情報は出典欄をご参照ください。
Notionは、AIエージェントが複雑なタスクを実行する前に処理計画を提示する「Plan Mode(プランモード)」を発表した。複数のステップにわたる処理(例:複数データベースを参照→分析→レポート作成→通知)を行う際に、エージェントが「何をどの順番でどう処理するか」を実行前にユーザーに提示し、承認を得てから動く仕組み。Anthropic社のComputer Useにおける「extended thinking」や、OpenAIのo3モデルの思考過程の可視化と同様の透明性確保アプローチを、ノーコードの生産性ツールとして実装した形となる。
事実のポイント
- 実行前プラン提示: AIエージェントが複雑なタスクを受け取ると、実行前に「ステップ1: Aデータベースを参照 → ステップ2: 条件でフィルタ → ステップ3: Bページに追記 → ステップ4: Slackに通知」のような処理フローをテキスト・ビジュアルで提示
- 承認フロー: プランの各ステップをユーザーが確認し、問題がなければ「実行」を押して処理開始。特定ステップの変更・削除・追加も実行前に可能
- 途中キャンセル対応: 実行中でもステップ単位で中断・修正・再実行できるGranular Control(粒度の細かい制御)をサポート
- エラー事前検出: プラン提示段階で「このステップはアクセス権限がない」「指定したデータベースが存在しない」等のエラーを事前に検出し、実行前に修正を促す
- 対象機能: 同日発表のカスタムAIエージェント機能と組み合わせた利用を想定。シンプルな単発タスクにはPlan Modeは適用されず、複雑なマルチステップ処理時のみ自動的に有効化
用語・背景の補足
Plan Mode(Human-in-the-Loop): AIエージェントが完全自律で動くのではなく、重要な意思決定・実行前に人間が確認するポイント(チェックポイント)を設ける設計思想。OpenAIも「Operator」「User」の2層承認モデルを提唱しており、AIエージェントの安全な実用化に向けた業界共通のトレンドとなっている。
マルチステップエージェント: 単一の指示で完結するのではなく、複数の処理ステップを順次または並列に実行するAIエージェント。処理が複雑になるほど途中の意思決定が増えるため、自律性と人間の監督のバランスが課題となる。
注意点
- Plan Modeは2026年5月時点でアーリーアクセス段階の可能性があり、正式リリーススケジュールはNotion公式ページで確認が必要
- カスタムAIエージェント機能との組み合わせのため、利用にはEnterprise/Businessプランが前提となる可能性がある
- Plan Modeで承認した処理がデータベースに書き込みを行う場合、実行後の取り消し機能(Undo)の対応状況を事前に確認することを推奨
編集部見解
(追記予定)
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