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AlphaFold 技術を持つ Isomorphic Labs、21億ドルの資金調達を完了——AI 創薬の商業化が加速

からスピンアウトした AI 企業 Isomorphic Labs が Thrive Capital 主導で 21 億ドルの Series B を完了(2026年5月13日)。 技術を基盤とした創薬 AI の商業化・スケールアップに向けた大型投資。

概要

からスピンアウトした AI 企業 Isomorphic Labs(本社:英国ロンドン)は2026年5月13日、Thrive Capital が主導する Series B で 21 億ドル(約 3,100 億円)を調達したと発表した。同社は の研究基盤を活用し、AI による新薬候補分子の設計・最適化を行っており、今回の調達資金を用いてパイプラインの拡充と商業化を加速させる。

事実のポイント

  • 調達総額:21 億ドル(Series B)
  • 主幹事:Thrive Capital(米国 VC、Stripe や GitHub への投資で知られる)
  • クローズ日:2026年5月13日
  • 親会社:Google DeepMind(AlphaFold 開発元)のスピンアウト
  • 用途:AI 創薬パイプラインの拡充、研究チームの増強、製薬パートナーシップの強化
  • 背景:AI を活用した創薬市場は2025〜2026年にかけて急拡大しており、同社は AlphaFold を用いたタンパク質構造予測を創薬設計に直接応用する独自アプローチを持つ

用語・背景の補足

AlphaFold 率いる Google DeepMind が開発したタンパク質立体構造予測 AI。2020〜2021年に学術界で大きな注目を集め、製薬・生命科学分野における応用が進んでいる。

AI 創薬とは、新薬候補化合物の探索・最適化・毒性予測などに AI を活用するアプローチ。従来の創薬プロセス(10〜15年、数千億円規模)の期間・コストを大幅に削減できるとされ、製薬大手とのが相次いでいる。

Isomorphic Labs はデミス・ハサビス氏が 2021年に設立。Google DeepMind の研究資産を商業化するためのベンチャーとして独立し、ノバルティス、ロシュなどの製薬大手と創薬提携を結んでいる。

注意点

  • AI 創薬は技術的な有望性が示されているが、実際の新薬承認・市場投入まで数年〜十数年を要するため、投資回収までの期間は長い
  • 21 億ドルという大型資金調達は業界の期待を反映しているが、臨床試験段階でのリスクは依然高い
  • 競合には Recursion Pharmaceuticals、Schrödinger、Exscientia など AI 創薬領域の有力企業が存在する

編集部見解

AI の応用が医療・製薬領域にも本格的に広がっている証左。創薬 AI はすぐに業務に直結するものではないが、製薬業界を主要顧客とする企業や医療法人にとってはサプライチェーン変革の動向として注視価値がある。

info 公開情報をもとに編集部が再構成したサマリです。一次情報・追加情報は出典欄をご参照ください。

出典

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