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Perplexity、エンタープライズ版を強化——Slack 統合・Snowflake 接続・20モデル切替・Planning & Approval ワークフロー
Perplexity が2026年5月4日の更新でエンタープライズ機能を強化。Slack 統合・Snowflake コネクタ・20種類の AI モデル切替・Planning & Approval ワークフローを追加。AI Computer の改良モデルも同時公開された。
概要
AI 検索・リサーチツールの Perplexity は2026年5月4日の更新で、企業向けの「Perplexity Enterprise」機能を大幅に強化した。Slack との直接統合・Snowflake(データウェアハウス)コネクタの追加・20種類の AI モデルの切り替え機能・Planning & Approval(計画・承認)ワークフローを新たに提供。同時に、PC・Mac を AI が自律操作する「Perplexity Computer」の改良モデルも公開された。
事実のポイント
- 更新公開日: 2026年5月4日(Perplexity changelog 公式)
- Slack 統合: Slack チャンネル内から直接 Perplexity Enterprise に質問・リサーチを依頼できる連携
- Snowflake コネクタ: Snowflake のデータウェアハウスと Perplexity を直接接続し、企業内データへの AI リサーチを可能に
- 20モデル切替: GPT-4o・Claude 3.7・Gemini 1.5 Pro・Llama 3.3 等 20 種類の AI モデルをリサーチ用途に応じて選択可能
- Planning & Approval ワークフロー: AI が生成した調査計画・回答を人間が承認するステップを組み込む企業向け機能
- Perplexity Computer モデル改良: Web・アプリ操作の自律実行精度が向上
- Teams アプリ: Microsoft Teams 向けのアプリも提供開始
用語・背景の補足
Perplexity(パープレキシティ) は2022年に創業した AI 検索スタートアップ。Google・Bing に対して「出典付きで答える AI 検索エンジン」として差別化し、2026年時点では企業向けのリサーチ・ナレッジ管理ツールとしての展開を強化している。
Planning & Approval ワークフロー は、AI が情報収集・分析の計画を立てた段階で人間に承認を求め、承認後に実行するフロー。エージェント AI の自律処理をそのまま実行させず、「計画の確認」という人間の監視ポイントを挟む設計。企業のコンプライアンス・リスク管理に対応するための機能。
Snowflake 連携 は企業の基幹データ(顧客データ・売上データ・在庫等)に AI リサーチをつなぐ接続で、社外データだけでなく社内データに基づく質問応答・分析が可能になる。Perplexity が「外部情報検索」だけでなく「社内データ分析」にも踏み込むことを意味する。
注意点
- Slack・Snowflake 等の統合機能は Enterprise プランのユーザーが対象であり、個人向けプランとは異なる
- 20モデル切替は各モデルのアクセス料金・利用条件が異なる場合があり、実際の利用コストは選択モデルによって変動する
- 日本語コンテンツ・日本語企業データへの対応品質は、英語コンテンツと比較して個別の検証が必要
編集部見解
Slack 統合・Snowflake 接続・Planning & Approval の組み合わせは、「AI リサーチを社内業務フローに組み込む」エンタープライズ用途を強く意識した機能セット。特に承認ワークフローの導入は、AI 活用時のガバナンス・監査要件に対応する現実的なアーキテクチャとして注目される。Perplexity が OpenAI・Anthropic・Google と異なる「リサーチ特化エンタープライズ AI」という独自ポジションを強化している動向として押さえておきたい。
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