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Google Workspace に「Gmail Live」「Docs Live」登場——音声ディクテーションとAI整形機能が正式提供
GoogleはWorkspaceに「Gmail Live」「Docs Live」の2つの新AI機能を正式提供開始した。Gmail Liveは音声でメールを口述し、Geminiがリアルタイムで文章を整形・送信する。Docs LiveはミーティングやZoom通話の音声を取り込み、Googleドキュメントに整理された議事録を自動生成する。
概要
Google は2026年5月27日、Google Workspace の新AI機能として「Gmail Live」と「Docs Live」の正式提供(GA)を発表した。Gmail Live は音声入力でメール本文を口述すると、Gemini がリアルタイムで適切なビジネス文体に整形し、宛先候補の提示まで行う。Docs Live はミーティング・プレゼンテーション・電話通話の音声を継続的にキャプチャし、Google ドキュメントに構造化された議事録・アクションアイテム・決定事項を自動生成する。両機能は Google Workspace Business/Enterprise プランで順次展開される。
事実のポイント
- Gmail Live: テキスト入力なしで音声のみでメール全体を作成・送信できる。Gemini がトーン調整・誤字修正・簡潔化を自動実行。日本語を含む30言語に対応
- Docs Live: 最大90分の会議音声をリアルタイムで解析し、発言者ごとに分類した議事録・ToDo・決定事項を構造化して出力
- 両機能とも Google Meet との深い統合を持ち、Meet のトランスクリプト機能との連携で精度が向上する
- 管理者向けコントロール: IT 管理者はドメイン単位でオン/オフが可能、音声データの保持ポリシーを管理できる
- 対応プラン: Business Plus・Enterprise Standard・Enterprise Plus(Business Starter/Standard は未対応)
- 追加料金なし(対応プランに含まれる)
用語・背景の補足
Gemini for Workspace: Google が Workspace 全製品(Gmail・ドキュメント・スプレッドシート・スライド・Meet等)に統合した AI 機能群の総称。従来の「Duet AI」から2024年にリブランドされた。
音声ディクテーション(Voice Dictation): 音声入力をテキストに変換する機能。従来の音声認識(SpeechRecognition)と異なり、AI が文脈を理解して整形・校正する点が新しい。
発言者識別(Speaker Diarization): 複数の話者が混在する音声から各発言者を識別し、「AさんがXを言い、BさんがYを返した」のように分類する技術。会議録作成の精度に直結する。
注意点
- 音声データの処理場所・保持期間・学習への使用有無は Google の「Workspace データの処理と所在地」ポリシーに準じる。機密性の高い会議での使用前にポリシー確認が必要
- Docs Live の精度は会議の音声環境(マイク品質・話者数・背景ノイズ)に依存する
- 現時点では英語と一部言語でのみフルサポート。日本語は「プレビュー段階」として提供されており、精度が英語より低い場合がある
編集部見解
メール作成と議事録という「日常業務の最も時間を取られる作業」をAIが代替するアプローチは、実用性が高い。特に Docs Live の「会議音声→構造化議事録」は、会議後の後処理コストを大幅に削減できるポテンシャルがある。音声データのガバナンス設計と合わせて導入を検討することが重要だ。
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