業務
キャピタルコール入金照合・例外処理
GPの資金管理担当向けに、銀行へ入った資金をLP別のキャピタルコール請求と照合し、未入金・不足・過入金を整理する手順を説明します。
このページの目次
銀行着金を、どの請求に対応させるか
- 開始のきっかけは銀行明細の取得やLPからの送金連絡です。照合にはファンド口座、入金日、金額、通貨、送金名義、参照番号を使います。
- 発行済み通知、LP別請求額、既に照合した入金もそろえます。取り込んだ明細や記録を再処理して、同じ着金を二重に計上しないよう確認します。
- LPからの送金連絡は照合材料です。銀行での着金確認に代えて、未着金の資金を受領済みと記録しません。
LP・通知・金額を順に照合する
- 参照番号と名義からLPと通知の候補を絞り、金額・通貨・日付を照合します。金額が同じという理由だけで対応先を確定しません。
- 一度の送金で複数の通知を支払う場合や、一つの通知へ複数回の着金がある場合は、対応関係と合計額を確認します。
- 候補が複数ある、名義が代理人になっているなど対応先が不明なら、未照合として担当者を決め、LPへ確認します。
一致・不一致で対応を分ける
- 照合担当
銀行明細とLP別請求を比較
→ 名義・参照番号・金額・通貨を確認
- 一致した場合
対応する請求へ入金を記録
→ 照合結果を会計・資金管理へ
資金管理・支払・銀行照合 - 不一致・不明の場合
未照合または差額案件として保留
→ LP・銀行へ確認し、根拠がそろったら再照合
不足・過入金・未入金を分けて扱う
- 不足入金は未払額を残し、手数料、為替、分割送金などを確認します。原因が不明な差額を一律の端数処理で消しません。
- 過入金は二重送金や他の請求の混在を確認します。返金や別請求への充当は、契約・権限に応じた承認と相手への説明を伴って行います。
- 未入金は通知の到達、LPの支払状況、銀行の状況を確認します。契約上の督促や不履行対応へ進む判断はLP不履行通知・治癒管理で扱います。
照合の根拠を残し、次の業務へ渡す
- 対応LP、対象通知、金額・通貨、銀行入金日、参照番号、確認者、確認日時、根拠を残します。訂正があれば元の対応関係と理由も追えるようにします。
- 照合済み額は会計・資金管理へ渡し、LP別残高の更新と整合を確認します。送金日と銀行着金日が違う場合は、日付の意味を分けて記録します。
- 完了条件は照合済みと未解決が分かれ、未解決には担当・期限・次の確認先があることです。全件を入金済みにすることだけを完了指標にしません。
現行の「入金記録」で確認する項目
- 現行コードのキャピタルコール画面には「入金記録」と「入金額」「入金日」「参照番号」の入力があります。対象LPと請求を先に確認するための項目です。
- 処理には入金額の集計と差異記録が見られます。ただし手動記録と銀行明細の自動照合は別です。操作結果や繰り返し登録の扱いは、利用環境の検証が必要です。
- 本ページはコードに基づく業務説明です。公開用の実画面撮影と操作確認は未実施のため、完了した操作マニュアルとは扱いません。
必要な追加ビューと関連ページ
- 銀行明細からLP・請求の候補を出す受信箱と、不明・不足・過入金の一覧は、今回の照合では専用画面を確認できていません。
- 複数着金と複数請求の配分、重複検出、返金承認、照合取消と訂正履歴までを、一連のフローとして確認する必要があります。
- LPの支払情報はLPによるキャピタルコール検証・承認・支払から受け取り、資金・銀行照合資金管理・支払・銀行照合とレポートLPレポート・配信へ渡します。通知訂正はキャピタルコール計算・承認・発行、全体像はキャピタルコール・入金へ戻れます。
よくある質問
名義は違うが金額が一致すれば確定できますか?
金額だけでは確定しません。代理送金、同額請求、合算などを確認し、参照番号やLPの説明と合わせて対応先を判断します。
不足分が少額なら消してもよいですか?
金額だけで判断せず、差額の原因、契約、会計方針、承認権限を確認します。製品の端数処理を契約上の免除と解釈しません。
手動の入金記録と自動照合は同じですか?
違います。手動記録は担当者が確認した情報を登録する処理です。銀行データの取得や請求候補の判定を自動化しているとは限りません。
参考資料・確認範囲
本文確認日:2026-09-06。一般的な業務整理とコード照合に基づく説明です。個別契約・法務・会計判断や、利用環境での操作確認を代替しません。
- ILPA Capital Call & Distribution Template Guidance(§V 契約との整合、§VI–VII 取引内訳)
任意の業界ガイダンス。個別契約や法令に代わるものではありません。
- FBI:Business E-Mail Compromise(2017年の注意喚起)
既知の電話番号など独立した経路で送金先変更を確認する際の参考。2026-09-06再確認。